2006年7月7日から9日まで、第40回未踏サークル展が開催されました。
40回目の節目となる今回は、会場となる尼崎市総合文化センターの4Fと5Fを使用して、初の試みである席上揮亳会や体験コーナーなども行い、盛大のうちに幕を閉じました。
ご来場下さった皆様に、心よりお礼申し上げます。
4Fの会場入口です。
会長作品「必」は、透明アクリルパネルの5個の柱に作品が貼られ、置き方自由自在(?)の立体作品です。
本会創設に深く関わりのある川谷尚亭先生、初代会長・間介浦先生、二代目会長・間香梅先生、3先生の作品。
今回は記念展につき、例年以上に多くの作品を展示させていただきました。
本会顧問・関岡松籟先生と客員・石飛博光先生の作品。
本会の役員作品です。
4Fには臨書コーナーもあります。課題は明清時代の書。
実はこれ、昨年と同じメンバーが同じものを書いた、リベンジコーナーでもあります。一年経過し、こなれて上達したでしょうか…?
階段を5Fに上がると、正会員作品のコーナーが広がります。
4Fの古典的雰囲気からは一転、現代的な感覚で制作した作品も多く見られます。
準会員のコーナーも、前衛的な共同作品から暖簾仕立てのものまで、多彩です。
30歳以下の会員による星雲会コーナーも自由な作品作りが見られました。
春に行われた錬成会で制作したTシャツを展示し、また昨年夏の合宿の様子を映像で流したりして、多くの人が足を止めてくださいました。
課題コーナーです。今年の課題は「未」「踏」「40」。
係の発案で黒いパネルを用意してそこに展示しました。床に直置きする作品も3点。
「踏んでください」とアピールしています。期間中はちょうど七夕。
体験コーナーではそれにちなんで笹を用意し、来てくださった方々にも短冊に「書」を体験してもらいました。
大作コーナーは、会場内でもひときわ目立つコーナーの一つです。
最近一年間、公募展で受賞した会員が出品しています。
毎日午後には、会長による作品解説会がありました。
解説によって理解を深めた観衆も多かったようです。
今年は記念展ということで、初めて会員による席上揮亳会が行われました。
近代詩を2人で共同で制作したり、同じ文字を2人が同時に書いたり、趣向を凝らした演出で有意義な揮亳会でした。